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                   ポーンサワン観光案内(2)

                  いにしえの都 ムアンクーン




 ポーンサワンまで来たらムアンクーンまで足を延ばしたい。ジャール平原の一日ツアーにムアンクーンが組まれたものがあるのでツアーに参加するのもよいだろう。
ムアンクーンはポーンサワンの街から南西に35km、100mばかりのメインストリートに幾らかの商店が並んでいる以外何もない。美しい緑に囲まれた小さな村と言うべきか。
 しかし、このムアンクーンは16世紀に建国したプアン王国の都だった。40年ほど前まではシエンクアーン県の県都であった。今ではオールドキャピタルと呼ばれている。
 1968年のアメリカ軍の空爆によって街は破壊された。その遺構として、爆撃によって壊されかけたワット・ピアット寺院の仏像、丘の上のタート・フン仏塔、フランス病院跡などが残っていて戦争のむごさを語っている。
 「地球の歩き方」というガイドブックにムアンクーンへの行き方として、ナムーグーン市場バスターミナルから約40分と書いてあったので、トゥクトゥクで市場まで行ったがナムグーン市場バスターミナルそのものが存在しない。うろたえて、何人かのトゥクトゥクのドライバーに聞くと、ナムグーン行のバスは南バスターミナルからから出ているとの事なので、トゥクトゥクに乗って南バスターミナルへ行った。
 間違いだらけのガイドブック、「地球の迷い方」と揶揄されるのも理解できる。
 お目当ての仏像に会って、町の散策を終えて帰ろうとしたら、バスターミナルもバスストップも見当たらない、誰に聞いてもわからない。とにかく街の標記はラオス語のみ片言の英語すら通じない。
行のバスがあるのだから、帰りのバスもあるだろうと、大通の日陰で待っていると、それらしきミニバンを発見、手をおおきく挙げて「ポーンサワン、ポーンサワン」とさけぶ。帰りの足が確保できて、ホット安心。
                                                   

      何かを語ろうとする破壊された仏像
        ムアンクーンのメインストーリト
          フランス病院跡
       タート・フン仏塔

                                                                                      

             データ: 南バスターミナルからバス、ミニバスで約45分、20,000キープ(約270円)
                   復路はホテル近くのサイサナ通ので下車  30,000キープ(約400円)
                   ワット・ピアット寺院入場料 10,000キープ(約135円)




                                   (文・写真とも  坂本正通)