旅のWEBカフェ WANDER TRAVELE


パークセー・南ラオスの玄関口(ラオス観光案内)

パークセーはラオス南部の中心都市、西のタイと東のベトナムとの東西交易の要衝として栄えた。

古代から様々な王朝が盛衰し、その歴史の痕跡としてワット・プーなどの遺跡を残している。

美しい街でフランス植民地時代の建物が残っている。街の中心はパークセーホテル近辺と、ダーオ

フアン市場周辺の2か所あり、トラベルオフィスやレストランが沢山あるパークセーホテル近辺に宿を

とるのがおすすめ。


     パークセ―の街並


 日本大橋を渡り、少し歩いて左折したところにワット・プーサラオがあり、山の中腹に黄金に輝く大仏様が

鎮座している。そこからパークセーの街が眺望できる。


    パークセーの街を見守る黄金に輝く仏像

   煌びやかなプーサラオ寺の本堂


国道10号線に面している、ムアンマイ食堂(XUAM MAI RESTOURAN)ではラオス、ベトナム、タイ料理が

食べられ、価格が手ごろで美味しい。いっも、お客でいっぱいである。



        ムアンマイ食堂      

パークセ―のメインストリート朝食付き5ドル程度で泊れるゲストハウスが並んでいる


 
日本人の観光客を見かけることは滅多にない。欧米系、特にフランス人が多いが、意外とドイツ人も目に付く。

パークセーを起点として、サワンナケート、タケーク、ビエンチャンと北上する方法、シーパンドンからカンボジアへ、

プークアの国境からベトナムへ、チョーンメックの国境からタイへ抜ける方法もある。


パークセーからワット・プーへ



   ワット・プー 男根の石柱が参道に並ぶ


パークセーホテルのツアーデスク(パークセートラベルではない)で尋ねると、英語のガイドツアーが32ドル(約3、500円)、

往復の車の手配のみのツアーで12万キープ(約1、500円)、ソンテウ(乗合バス)だと往復4万キープ(約500円)ですむ。

よくよく考えてソンテウで行くことにした。

タオファン市場、8時10分発のワット・プー行のソンテウで日本大橋を渡り、メコン川に沿って約1時間でワット・プーに着いた。

途中、ソンテウの車内で、乗客に采配を振るっているお兄さんが「お前は今夜、ワット・プーで眠るのか?」とジェスチャーで、

「いや、明日はホーチミンだ」と言うと不思議な顔をしていた。

ワット・プーを十分に堪能して帰ろうとすると、パークセー行のソンテウは明朝8時10分発の一便だけで、帰りの交通手段が

ないことに気付いた。お兄さんの不思議な顔つきの意味がやっと理解できた。

とにかく、パークセーに帰らなければと思い、チャンパサックまで行けば何とかなると思い、炎天下10kmを歩くことにした、

東南アジアの日差しはけっこうきつい。

途中、4kmぐらい歩いたところで、バイクのサイドにリヤカーをつけ、荷物を山ほど積んだおじさんが「どうした」と声をかけてきた、

事情を話すと、5万キープでパークセーまで送ってやると言うのでOKをした。

この荷物を届けて戻ってくるので20分ここで待てとのことで、どうせ1時間はかかるだろうと思い、近くの食堂で缶コーラーを飲んで

待っていると40分後にバイクのオジサンが戻ってきた。

 このおじさん見かけに寄らず結構英語が話せる。僕と同じような旅行者が結構いて、いい小遣い稼ぎをしているんだ、と思いながら、

何とも言えない乗り心地の悪いサイドリヤカーでパークセーまで戻ることができた。


 日ラオ友好親善、この荷台で46キロの道のりはきつかった



データ:

飛行機、国内線はビエンチャン、ルアンパバーンから

国際線はホーチミン、バンコク、シェムリアップから

バス

ビエンチャンから13時間

サワンナケートから7:00、17:30の2便のみ4時間

タケークから6時間

 

パークセーのバスターミナル:

VIPバスターミナル

  ビエンチャン、サワンナケート、タケーク方面のVIPバスや夜行バスが発着。

  タイからの国際バスもここに着く。

北バスターミナル

  ビエンチャン、サワンナケートへのローカルバスが発着。

  ベトナムのフエやダナンへの国際バスが発着。

南バスターミナル

  シーパンドン、パークソン、サーラワン、セーコーン、アッタップ行のバス。

カンボジアへの国際バスが発着。

ダオファン市場バスターミナル

  チャンパサック、ワット・プー、パークソン行、ワンタオ(タイ国境)への乗合バスが発着。

 

アドバイス:

南部ラオス、サバンナケート以南は交通の便が非常に悪く、一日1便しかない場合があるので注意。

ビエンチャン、ルアンパバーンからは飛行機を利用するのが良い。


                              (文・写真とも 坂本正通)