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ルアンパバーン観光案内(1)、ラオス





早朝の托鉢  

 ルアンパバーンを初めて訪れたのは、今から10年前、当時はルアンプラバンと呼ばれていた。
経済的には貧しい国だが、人々がふくよかな顔つきをしていることに驚かされた。

ここ数年は、毎夏、ルアンパバーンを訪ねている。
まだ空も薄暗い朝の5時半ごろ、各寺院のゴーンという鐘の音をから托鉢が始まる。
オレンジ色の袈裟に身を包んで、お坊さんたちが列をなして街を練り歩く。

ひたひたと素足で列をなして歩く姿は壮観である。
人々は感謝の心で、ご飯や菓子を喜捨する。犬も托鉢に参加?するのか、ユーモラスな場面もみられる。
昔は各寺院のお坊さんがグループごとに列をなし、通りすぎると、又、違ったグループのお坊さんたちが
目の前を通り過ぎていく。オレンジ色の袈裟を纏ったお坊さんたちが交差し、街全体がオレンジ色に
染まったように感じた。近頃は年々規模が縮小され、サッカリン通りの一帯だけで、
観光客向けのアトラクションとなりつつある。ここ数年、観光客も托鉢に参加する姿が見られるが、
何か違和感を感じる。

いずれにしろ、信仰とは何かを感じさせるルアンパバ―ンでは外せない観光スポットである。

 




         托鉢のお坊さん
        雨の日の托鉢
          喜捨する人

      犬も托鉢に参加

    トゥクトゥクと托鉢のお坊さん
        托鉢のお坊さんを眺める犬


(文・写真とも 坂本正通)