旅のWEBカフェ WANDER TRAVELER

サワンナケート・天国への入り口(ラオス観光案内)

ベトナムの雰囲気が漂う街

 

パークセーの北バスターミナルを午前9時に出発したローカルバスは午後330分に

サワンナケートのバスターミナルに到着した。

バスターミナルから街の中心までは2qほどで歩いて行ける距離であるが、西も東も

わからないので、たまたま通りがかったトゥクトゥクに乗ってホテルまで行った。

旅行サイトで予約していた「Queens Inn Hotel」は歴史的遺産の建築物で「え〜、マサカ」と

驚いた。バルコニー付きのコロニアル風の建物で天井が高く古風で落ち着いた雰囲気である。

 ホテルの前がナイトマーケットで「ラッキー」と思ったが真夜中の1時を過ぎても大音響の

音楽と騒がしい人々の話声で眠れずマイッタ〜。

サワンナケートはタイからベトナムを横断する国道9号線(東西回廊)とメコン川に沿って

縦断する国道13号線が交差する交通の要衝として古くから栄えてきた。

街中に、さして見るべきものはないが、長距離を移動する旅人が中継地として利用するのか、

やたらゲストハウスが多い。

植民地時代に整備された南北と東西を走る碁盤の目のような街で、旅行者にとつては分かり

易いように思えるが、東西の道路には道路名が書かれた標識があるが、南北を走る3本のメイン

ロードには何の表示もないので、自分が何処にいるのか分からなくなる。

 通りがかりの、少しお年を召されたお姉さまに英語で「Bus terminal」と言っただけで「Oh No!・・・

o」と逃げて行かれた。よくある事だが、道を聞いただけなのに拒絶反応を示される。

 街の中心は聖テレサ教会周辺で、教会から東西に走る目抜き通りにレストランが何軒か目につく。

目抜き通りを西に歩いて行くと悠々と流れるメコン川に辿り着く。その手前にツーリストインホメーションが

ある。このインホメーションには資料が豊富にあるのでサワンナケートに着いたらまずは訪れるべきだと思う。



 街のランドマーク ・聖テレサ教会



  遠くに聖テレサ教会が見える

  サワンナケートの街並


ホテルにチェックインしてから荷物を置いて街に出た。まずは、街のランドマークと言われている

聖テレサ教会へ、このモダンで奇異なキリスト教会を見て「こんなところで・・・?出会えるなんて」

と言った新鮮な驚きを感じた。大英博物館で見た「ヒントン・セント・メアリー」のモザイク画と同じ

古代ギリシャ文字でイエス・キリストの頭文字のP・X(ロー、キー)が描かれているではないか。

漆喰壁のコロニアル調の建築物がところどころに残っている。フランス植民地時代にベトナムから

やってきたベトナム人がベトナム風の商店街を形成した名残か?ベトナムの雰囲気が漂っている。

サワンナケートには今もベトナム住民が多く住んでいる。昼下がり、時の流れが止まったように街は静かである。


           フランス植民地時代のコロニアル調の建築物



データ:

飛行機  国内線   ビエンチャンから週3便  90

           ルアンパバーンから週3便 90

     国際線  シェムリアップから毎日1便 70
             
              バンコクから週3便  80分 (現地で要確認)

バス           ビエンチャンから10時間

             ターケークから2時間 
 
              パークセーから6時間                                


サワンナケートからのバス便

  パークセー 6時間 7:00 1730 2便  40,000キープ(約495円)

  ターケーク 2時間 7001300 7便   30,000キープ(約370円)

   ビエンチャン 10時間 6002030まで 9便 75,000キープ(約925円)

               23:30 VIPバスは120,000キープ(1,480円)

   ハノイ          10:00 250,000キープ(約3,085円)

   ダナン           9:00 150,000キープ(約1,850円)   

   フエ            8:00 110,000キープ(約1,360円)

                                   (現地で要確認)


                                  (文・写真とも 坂本正通)