旅のWEBカフェ WANDER TRAVELER


ビエンチャン観光案内(2)、ラオス

戦争の惨禍を伝える コープ・ビジターセンター
COPE  Visiter Center


戦火におののく母子と義足で「COPE」と記された看板


 ベトナム戦争当時、アメリカ軍はベトナムの北部から南部にかけて軍事物資の輸送路であっ

た「ホーチミンルート」を壊滅しようと、ラオスに390万トンのクラスター爆弾を投下した。

その爆弾の30パーセントが不発弾として、今も地中に埋もれ、ボール代わりに遊んでい

た子供や耕作中に触れた農民、煮炊きの最中に地中に伝わった熱によって爆発するなど、

不発弾被害が今も続いている。


 おびただしい数の義足の展示


クラスター爆弾の子爆弾が降り注ぐ様子


 館内に入ると、おびただしい数の義足とクラスター爆弾から散布された大量の子爆弾が拡

散し天井から降り注ぐ様子が模型で展示され、展示物やビデオ映像などで、ラオスが抱える

不発弾問題の現状を訴えている。

戦争が残す被害の恐ろしさ、今でも50年前のベトナム戦争の被害が続いていることが分かる。

戦争の悲惨さや平和の尊さがひしひしと見に浸みて伝わってくる。


データ:

開館時間 8:00〜17:00

休館日  無休

入館料  無料

 

行き方

タラートサオから中央バスターミナルの方向へ、クービエン通り(Rue Khouveng)を歩いて15分程、

グリーンパークホテル(Green Park Hotel)の向かい、国立リハビリテーションの敷地内にある。