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ワット・プー Wat put  霊験あらたな聖なる山                    



 男根の石柱が参道に並ぶ


 ワット・プーはパクセーから、およそ50km(チャンパサックの街中から10km)の所にあるヒンズー教の寺院跡。

12世紀初めに建立され、カンボジアのアンコールワットより古く、貴重なクメール遺跡として、2001年世界文化遺産に登録された。

子孫繁栄の象徴のリンガーの石柱で飾られた石畳の参道を歩き、左と右にある宮殿の遺跡を通り過ぎ、勾配のきつい急斜面の石段を

登っていくと、山腹部に本殿があり、その奥に聖泉があり、右側に仏足跡、岩に刻まれたゾウ、蛇、ワニのレリーフが目に付く。

アンコールワットのように遺跡が整備されている訳ではなく、放置されているわけでもない程よく整えられていて、廃墟の雰囲気を醸し出して

いる自然感が何とも言えない。

男根の石柱の参道から本殿に至る階段はかなり急勾配で少し怖さを感じるが、山腹からチャンパサックの平野が一望でき、

吹き抜ける風が心地よく感じられる。



  急勾配の階段 結構つらい、疲れる

本殿に安置されている何とも言えないユーモラスな仏像

  この廃墟感が何とも言えない

    石に彫られた象

   蛇の彫刻


山腹からチャンパサック平野が一望できる、何とも言えない爽快感

何かのお祝い事か?ラオスは美人が多い


アドバイス:

パクセーからワット・プー行のソンテウ(乗り合いバス)は朝8時10分発の一便のみ、

ワット・プーからパクセー行のソンテウは朝8時10分発の一便のみ。

公共交通機関を使ってワット・プーの日帰り見学は無理なので、ツアーに参加するか、

チャンパサックにホテルを取り、レンタサイクルでワット・プーに行くのがよい。


                         (文・写真とも 坂本正通)